急性痛と慢性痛の治り方の違いについて
急性痛と慢性痛の治り方の違いについて
「痛み」とひとことで言っても、その性質によって大きく2つに分けられます。整骨院でよくご相談を受けるのが、急性痛と慢性痛です。これらは似ているようで治り方が全く異なり、対処を間違えると痛みが長引く原因となります。
急性痛とは?
急性痛は、ケガや炎症によって突然現れる痛みです。例えば、捻挫・打撲・ぎっくり腰などが代表例です。発症から数日〜数週間で改善することが多く、損傷部位を安静にしつつ適切な処置を行えば、自然治癒力で回復していきます。急に「ズキッ」と強い痛みが走るのが特徴で、この段階では固定などが効果的です。整骨院では炎症期に合わせた処置を行い、患部を守りながら回復を早めます。
慢性痛とは?
一方、慢性痛は発症から【3ヶ月以上続く痛み】を指します。特徴的なのは、外傷や炎症が治っているにもかかわらず痛みが残る点です。これは筋肉や関節のこわばり、姿勢不良による負担、血流障害、さらにはストレスや自律神経の乱れといった複合的な要因が絡み合うためです。脳や神経に「痛みの記憶」が残ってしまうこともあり、自然に消えることは少なくなります。整骨院では温熱療法や徒手療法で筋緊張を和らげ、【姿勢矯正】や【運動指導】を組み合わせて改善を図ります。
治り方の違い
急性痛は「ケガを修復するプロセス」に従って自然に治っていきます。例えば、ぎっくり腰は数週間で炎症が落ち着けば改善します。
しかし慢性痛は「体の使い方や姿勢、生活習慣を変える」ことが必要です。長年の肩こりや腰痛が繰り返すのは、根本的な体のバランスを整えない限り改善が難しいからです。
まとめ
「数か月以上痛みが続いている」「同じ場所の痛みを繰り返す」場合、それは慢性痛に移行しているサインかもしれません。急性痛も慢性痛も、早めに適切なケアを受けることで【改善のスピード】が変わります。
当院では、炎症期の急性痛ケアから、姿勢や生活習慣に着目した慢性痛ケアまで幅広く対応しています。急性期のケガや肩こり・腰痛・股関節痛などでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。正しいアプローチで、今の痛みを根本から改善し、再発を防ぐサポートをいたします。