40~50歳代からのカラダの変化に注意!
「最近、肩や腰がすぐ疲れる」「なんとなく体が重い…」
そんな変化を感じていませんか?
実は40〜50歳代は、体にとって“転換期”です。転換期と言われるのは医学的にも証明されています。
放っておくと不調が慢性化し、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
1. 筋力・骨密度の低下
・筋力の減少: 30代をピークに、筋肉量は1年で約1%減少すると言われています。これが40代以降には顕著に表れ、運動能力や基礎代謝が低下します(Frontera et al., 2000)。筋肉が減少すると、肩こりや腰痛など、筋骨格系の不調が生じやすくなります。
・骨密度の減少: 40代から骨密度の減少が始まり、特に女性は更年期にエストロゲンの減少により骨粗しょう症のリスクが高まります(Eastell et al., 2001)。
2. ホルモン変動(更年期症状)
・女性の更年期: 女性は50歳前後で更年期を迎え、エストロゲンの急激な低下が引き起こされます。これにより、骨密度の低下、ホットフラッシュ(のぼせ)、情緒不安定、睡眠障害などの症状が現れることが知られています(Smith et al., 2001)。
・男性のテストステロン減少: 男性は40代からテストステロンが年々減少し、これが活力の低下、筋力の減少、疲れやすさに関与していることが証明されています(Zarrouf et al., 2009)。
3. 代謝の変化
・基礎代謝の低下: 40歳以降、基礎代謝は約1〜2%/年のペースで低下します(Rosenbaum et al., 2008)。これにより、体重が増えやすくなり、肥満や糖尿病のリスクが高まります。
・インスリン感受性の低下: 40代以降、インスリンの働きが低下し、糖代謝が悪くなることが知られています(Sivitz & Yorek, 2010)。これが2型糖尿病の発症リスクを高めます。
4. 回復力・免疫力の低下
・免疫機能の低下: 免疫システムも40代以降、機能が低下します。特に、細胞性免疫(T細胞の反応)が鈍くなり、感染症や慢性疾患に対する抵抗力が弱くなることが研究で示されています(Fagnoni et al., 2000)。
・回復力の低下: 筋肉や傷の回復力も、年齢と共に遅くなるため、ケガや筋肉痛が長引くことがよくあります(Clark et al., 2011)。
【40~50歳代で増える体の不調とは?】
この年代でよくみられるのが、
1.肩こりや四十肩・五十肩(凍結肩)
2.腰痛・ぎっくり腰
3.股関節や膝の痛み など。
これらは、加齢だけでなく筋力の低下・柔軟性の低下・姿勢の崩れが複合的に影響しています。
特に長年の生活習慣や体の使い方のクセが、痛みや可動域の制限として表れてきます。
【年齢のせいだけではありません】
「もう年だからしょうがない」と思われがちですが、実は違います。
多くの場合、体の不調は使いすぎや使わなさすぎ、偏った動きによるバランスの崩れが原因。
つまり、体の状態を正しく評価し、整えていくことで、症状は改善・予防が可能なのです。
【10年後の体は今のケアで変わる】
40~50代のうちにカラダを整えておくことは、将来の健康投資です。
姿勢や骨盤の歪みを調整し、筋肉の柔軟性と安定性を高めることで、「疲れにくい・痛みにくい体」を手に入れることができます。
何もせずに放置すれば、関節や筋肉の状態は年々低下し、慢性的な痛み・可動域制限・代謝低下へと進行します。
【今のうちにやっておきたい整骨でのケアとは?】
整骨院では、
1.姿勢や骨格の評価
2.筋膜・関節への手技アプローチ
3.柔軟性やバランス改善のエクササイズ
などを通じて、カラダの土台を整える施術を行っています。
痛みが出てからではなく、「まだ我慢できるけど、気になる…」という今だからこそ、【根本から見直すチャンス】です。
今のカラダの状態を知ることが、未来の健康を守る第一歩です。
気になる方はぜひ一度、専門家にご相談ください。